事業案内
株式会社 さんりくみらいは、ショップサイト極市(ゴクイチ 極上市場「三陸未来」)の運営を中心に、SDGs講演、食育事業、リアルな販路開拓やプロモーションの実施、さらにパートナーとなる作り手(生産者、加工業者)を募り商品開発、技術開発を共に行い切磋琢磨できる環境を作ります。
また、都市部の人たちとも積極的に交流し三陸や水産業に関する理解を深めることで、後継者を育成し水産業界を活性化させ三陸地域全体に貢献します。
企業理念
私たちは、事業を行う上で以下3つに常にこだわり、仲間になる作り手(生産者や加工業者など)、関係する全ての人たちとも共有し実践していきます。
「適正価格」
私たちは、作り手である⽣産者や加工業者から適正価格で買い付け、直送することで消費者に適正価格で提供することにこだわります。この事業を通じて⽣産技術の向上を⽣産者、加⼯業者への展開を図り水産業を維持し魅力のある⽔産業を目指します。
「鮮度」
私たちは、本当に美味しいものを産地で食べる状態で消費者に届けるために、鮮度にこだわります。お届けする直前まで海で⻑く⽣かし、素材の鮮度を⽣かした加⼯を追求し、作り手と共に協力しあうことで水産物の品質向上を図ります。
「三陸普及」
私たちは、作り手と消費者との距離を縮める事により、消費者のニーズを知り商品開発や技術開発に反映させます。三陸の水産物を産地ならではの美味しい食べ方や食べやすい形で提供し、より多くの人に⾷べてもらえるよう三陸ブランドの普及に努めます。
ショップサイト極市(ゴクイチ)
”三陸の作り手とお客さまの食卓を笑顔で結ぶ”
ショップサイト極市(ゴクイチ)は、中間流通業者を取り除くことで、鮮度を維持したまま産地で食べる状態に近い水産物を消費者に届けます。さらに、通常の流通では出回らない規格外や数が揃わない水産物を生産者から直接買い付けることで、消費者には産地でしか食べられない珍しい水産物の提供と事業者には収益UPを図ります。
ショップサイト極市(ゴクイチ)
SDGsの取り組み
持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標 (MDGs: Millennium Development Goals) が2015年に終了することに伴い、MDGsの後継として、2015年9月25日の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
株式会社さんりくみらいのSDGsの取り組みや活動をご紹介します。
うみの杜水族館でのSDG’sイベント
宮城県のSDG’sイベント「ワカメが地球を救う?!ワカメとブルーカーボンを楽しく美味しく学ぼう」でワカメについての講話と試食体験会を開催しました。
気仙沼ツーリズム
純ちゃんはわかめのしゃぶしゃぶと調理体験、タケちゃんはサメの解体とはんぺんを作る食育イベントで参加しました。
サメ肉と食育
現在さんりくみらいでは、「食育」と「サメ肉の販売 」に力を入れています。
サメはほとんど捨てるところがありません。サメ肉はそのまま食用や練り物の原料になったり、ヒレはフカヒレに、中骨は健康食品やドッグフードなどの原料に、カマはサメ軟骨などの珍味に、皮は鞣してバッグやお財布に、残った残滓は飼料などになります。
どちらかといえばサメは低利用魚であり、ヒレやホシ(モウカザメの心臓)が高価なのに関わらず、サメ肉は安価で取引されてきました。近年、サメ肉は高たんぱく低カロリー、ビタミンB群の豊富な食材として注目されており、また骨のないサメ肉は介護食や病院食に向いています。
さんりくみらいでは、「買付」から「加工」までを自社内でスピーディーに完結し、ワンフローズン* にとどめることによって、臭みの少ない商品を作っています。
「気仙沼といえばサメ」というように食育イベントや食育授業を通じて”いただいた命を、余すことなく有効活用していること”を伝えています。
食育授業でのサメ解体動画(無音/字幕のみ)
* ワンフローズン … 文字通り1回の凍結のこと。ここでは水揚げ後の生の原料をそのまま加工し凍結させることを指す。